
暦の上ではもう立秋なんですね。秋という文字を見ると少しホッとしますが、まだまだ厳しい残暑が続きそうです。今日は冷や汁をワンちゃんようにアレンジしてみました🐶
冷や汁は夏のスタミナ食で知られる郷土料理です。
蒸し暑い日本の夏は暑邪と湿邪が盛んになります。そのため、体の余分な熱を取り除く(清熱)だけでなく、過剰な水分を取り除くこと(利水)も必要です。冷や汁は体を冷やす食材で作った汁を利水効果のある麦ご飯にかけて食べるという、理にかなった料理です。薬味に体を温める作用のある大葉をのせてお腹を冷やし過ぎないようにしました。
夏の太陽や大きな大きな雲からは、たくさんのパワーを感じますね✨✨
食べることで体を丈夫にし、自然のエネルギーをチャージして、元気に過ごしましょうね🧡
薬膳の効能
冷や汁の効能
冷や汁はひんやりとして食べやすく、消化も良く夏の体を内側から整える薬膳の知恵が詰まっています。
鯵…鯵は消化が良く、夏バテや食欲不振の体にはぴったりの良質な」たんぱく質です。補気養血(気やけつを補い、疲労回復)・健脾開胃(胃腸を整え、食欲増進)・滋養強壮(体力の維持、虚弱体質の改善)
麦ご飯…麦は夏の養生に重宝される穀物です。清熱除煩(体の熱を冷まし、イライラを抑える)・補中益気(体の中心(脾胃)を補い元気をつける)
大葉…胃腸の働きを助け、香りで気を巡らせることで食欲増進にもなり、また体を温める作用もあります。理気和中(気の巡りを整え、胃腸の不調を改善)消化促進・防腐作用
かぼちゃのそぼろ煮の効能
かぼちゃ…暑さで食欲が落ちたり、胃腸が弱りがちな夏におすすめの食材です。脾胃を補う(消化吸収力を高める)・解毒作用(炎症や毒素の排出を助ける)・気を補う(疲労回復、体力向上)
冬瓜…利水消腫(むくみ解消、体内の余分な水分を排出)・清熱解暑(体の熱を冷まし、熱中症予防)・潤肺化痰(咳や喉の渇きを和らげる)
鶏ひき肉…脾胃を温めて補う・気を補う(体力の回復、疲労感の改善)
蒸し梨の効能
梨は蒸すことで身体を冷やす性質が和らぎ、冷えすぎに潤いを与えることができます。
また、ヨーグルトを添えることで、整腸作用・免疫力アップにもつながります。
梨は中医学で「潤肺止咳(せいねつじゅんはい)」つまり熱を冷ましながら肺を潤す作用があるとされます。
クーラーの効きすぎによる乾燥にも効果があります。
冷や汁
材料
- 鯵(あじ・三枚おろし)…120g
- 木綿豆腐…80g
- きゅうり…50g
- 白米…20g
- 押し麦…20g
- 大葉…1〜2枚

362kcal・たんぱく質32•1g
作り方
- 下ごしらえ鯵はグリルで焼いておく。ほぐしておく。
きゅうりはすりおろし、大葉はみじん切りにする。
お豆腐は熱湯でゆがいて水気を切る。 - 手順1白米と押し麦は洗って、多めの水で炊いてお粥を作る。
- 手順2ゆがいた豆腐を手で崩し、ほぐした鯵を混ぜ合わせる。
- 手順3お粥に②を乗せ、おろしたきゅうり・大葉をのせて出来上がり。


かぼちゃのそぼろ煮
材料
- 鶏のひき肉…150g
- かぼちゃ…100g
- 冬瓜…50g
- 片栗粉…小さじ2

336kcal・たんぱく質28•2g
作り方
- 手順1かぼちゃ・冬瓜は1cm角に切る。
- 手順2鍋にかぼちゃ・冬瓜を入れひたひたになるくらいの水を入れ、蓋をして強火にかけ、沸騰したら弱火にして柔らかくなるまで煮て(15分くらい)取り出す。
- 手順3煮汁にひき肉を入れ(煮汁が少なければ水を足す)火にかけ、ある程度ほぐれたら蓋をして中火で煮込む。
- 手順4③に②のかぼちゃ・冬瓜を戻して、同量の水で溶いた片栗粉を入れとろみをつける。
蒸し梨
材料
- 梨…小1個(正味150gくらい)
- プレーンヨーグルト…50g
- クコの実…9〜10粒

96kcal・たんぱく質2•3g
作り方
- 下ごしらえクコの実は水で戻しておく。
梨は1cm角に切る。 - 手順1耐熱の容器に梨を入れ、クコの実をのせる。
- 手順2蒸気の上がった蒸し器に入れ、20分〜30分蒸す。
冷めたらヨーグルトをかけて出来上がり。
まとめ
今年も残暑が厳しいですね。
年々、暑さがパワーアップしているのを感じます💦
そんな厳しい暑さの中、一生懸命にご飯を食べてくれるおはぎを見ていると本当に愛おしくなります☺️
人間だって食欲が落ち、夏バテする中、美味しそうに食べてくれるおはぎに感謝です✨
暑さに負けない栄養、食べやすさ、など工夫してこれからもレシピを増やしていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
参考になるレシピなどありましたらとても嬉しいです🎵
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