二十四節気の季節の流れに合わせて、愛犬のための薬膳ご飯を紹介しています。今回は「清明」の犬薬膳です。
春分が過ぎ、春の光はますますやわらかくなってきました。桜が咲き始め、外に出かけるのが楽しみな季節ですね。
二十四節気では、この頃を「清明(せいめい)」と呼びます。草木がいきいきと芽吹き、空気が清らかに澄みわたる頃とされています。
我が家では毎年、この季節になると愛犬と一緒にお花見へ出かけ、桜の下で楽しむ「犬のお花見弁当」を作っています。
今回は、清明の季節に合わせて、春の食材を取り入れた犬のためのお花見薬膳弁当を作りました。

目次
二十四節気「清明」について
「清明」とは
清明は、二十四節気の一つで、春の後半にあたる節気です。「万物が清らかで生き生きする頃」という意味があり、草木が芽吹き、花が咲き、自然の生命力がぐんと高まる季節です。
日本ではちょうど桜の季節と重なることも多く、春の美しさを感じる時期でもあります。
暖かい日差しとやわらかな風の中で過ごす時間は、人にとっても犬にとっても心地よいもの。外でのお散歩やお出かけも楽しくなる季節です。
この季節の犬の体調
春は気温や環境の変化が大きく、犬の体調もゆらぎやすい季節です。
特にこの時期は、
・気温差による体の疲れ
・換毛期による皮膚トラブル
・胃腸の不安定
などが見られることもあります。
薬膳では、春は「肝」の働きが活発になる季節とされ、体の巡りが乱れるとイライラしたり、消化が不安定になったりすることもあると考えられています。
そのため、春の食事では、体の巡りを整えながら、やさしく栄養を補うことが大切です。
この季節の薬膳のポイント
清明の頃の薬膳では、「春の気をのびのび巡らせること」を大切にします。
冬の間に溜め込んだものを少しずつ外へ出し、体を軽やかに整えていくイメージです。
そのため、
・巡りを整える食材
・肝の働きを助ける食材
・消化にやさしい食材
をバランスよく取り入れるのがおすすめです。
春の食材には、体の巡りを整えたり、軽やかなエネルギーを与えてくれるものが多くあります。
今回のお花見弁当でも、そんな春の食材をやさしく取り入れました。
この季節におすすめの食材
🐟鰆(サワラ)
春を代表する魚で、体をやさしく養う食材
🌱菜の花
春の巡りを整え、体のバランスをサポート
🥕にんじん
気血を補い、体を元気にする
🫛枝豆
体力を補い、春の疲れをサポート
🍓いちご
体を潤し、春の乾燥をやわらげます
こうした春の食材を取り入れながら、外で楽しめる「お花見弁当」に仕立てました。
お花見薬膳弁当(材料・作り方)
🌸桜エビ人参ごはん
材料
- 炊いたごはん(やわらかめ)…80g
- 桜エビ…5g
- 人参…15g

作り方
- 手順1人参は茹でるか、レンジで加熱してやわらかくし、細かく刻む。
- 手順2桜エビも細かく刻む。
- 手順3やわらかめに炊いたごはんに、①・②を混ぜ、一口大の丸いおにぎりにする。(大きさはワンちゃんに合わせて)


🐟鰆と春野菜のふわふわ焼き
材料
- 鰆(サワラ)…70g
- 春キャベツ…20g
- 菜の花(茹でて水気を切ったもの)…10g
- お豆腐…30g

作り方
- 手順1茹でて水気を切った菜の花は細かく刻む。春キャベツもみじん切り。鰆は一口大に切る。
- 手順2フードプロセッサーに全ての材料を入れ撹拌する。


- 手順3タネを小判形に成形し、フライパンで片面ずつ焼き色がつくまで焼く。


🍗ささみと枝豆の焼き鳥
材料
- 鶏のささみ…40g
- 枝豆(茹でて薄皮をむいたもの)…15g
- 米油…小さじ1/2

作り方
- 手順1鶏のささみは1cm角くらいに切る。
- 手順2テフロンのフライパンに米油を引き、ささみを炒める。火が通ったら枝豆を加え火を止める。スティックに刺す。

🥬菜の花の胡麻和え
材料
- 菜の花(茹でて水気を絞ったもの)…30g
- 白すりごま…小さじ1

作り方
- 手順1茹でて水気を切った菜の花は細かく刻み、白すりごまを和える(飾り用に作った花形人参の切れ端も刻んで加えました)

🍓いちごの甘酒寒天
材料
- いちご…25g
- 粉寒天…小さじ1(1g)
- 甘酒(米麹のもの)…50ml
- 水…50ml

作り方
- 手順1いちごはヘタをとり、スプーンなどで潰してピューレ状にする。

- 手順2小鍋に甘酒・水・粉寒天を入れ、かき混ぜながら沸騰させ1分加熱して火を止める。いちごピューレを加える。

- 手順3粗熱が取れたら型に入れ固める。(丸い氷ができる製氷皿に入れると丸い寒天ができて可愛いです)

体重別早見表
今回のお花見弁当は、体重12kgの愛犬の1食分(約390kcal)を基準に作っています。
下の表では体重別の目安量を紹介していますので、愛犬の体重に合わせて調整してください。
| 体重 | 桜エビごはん | 鰆ふわふわ焼き | 焼き鳥 | 菜の花ごま和え | いちご寒天 | 合計 |
| 3kg | 約25g | 約25g | 約12g | 約8g | 約5g | 約93kcal |
| 5kg | 約35g | 約30g | 約20g | 約15g | 約10g | 約155kcal |
| 7kg | 約50g | 約45g | 約28g | 約20g | 約15g | 約215kcal |
| 10kg | 約65g | 約60g | 約35g | 約25g | 約20g | 約299kcal |
| 12kg | 約100g | 約120g | 約55g | 約30g | 約30g | 約390kcal |
まとめ
今年も満開の桜の下でお弁当を広げ、愛犬と一緒に春のやわらかな空気を楽しみました🌸
清明は、草木が芽吹き、自然の生命力を感じる季節。外で過ごす時間も心地よく、春の美しさを満喫できる頃ですね。
そして次の節気は「穀雨(こくう)」。
春の雨が大地を潤し、草花や作物を育てる季節へと移っていきます。
季節は少しずつ初夏へ向かいながら、自然の恵みをぐんぐん育てていきます。
次回は、そんな穀雨の季節に合わせた犬の薬膳ごはんをご紹介します。
最後まで読んでくださりありがとうございます🎵



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